制御盤製作時の部品選定(スイッチ)

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今回は、制御盤で使用される機会の多いスイッチの種類や選定について紹介します。

制御盤は機器を制御するためにありますので、操作をする機器が必要です。操作機器としてスイッチを扉など盤内外に設置することになりますが、初めて選ぶ人は色んなメーカーに様々な種類のスイッチがあって、どれを選んでいいか困ることがあります。

このページでスイッチの種類や選定の注意点を知っておけば、選ぶときは「これ!」と決めて選ぶことができるようになります。
操作機器としてほぼ使うことになる部品ですので、各メーカーの特徴や種類は把握しておくと、客先との打合せなどでも提案できます。

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1.どんなスイッチがあるの?

どれ?

 

スイッチには色々なものがありますが、制御盤に使用することが多いスイッチを紹介します。

1-1.押しボタンスイッチ

制御盤の盤表面に設置して使用するスイッチです。押している間だけ接点が閉となるもの(モーメンタリ)を使用する事が多いです。

1-2.照光式押しボタンスイッチ

押しボタンスイッチ同様、盤表面に設置して使用するスイッチです。スイッチ表面がLEDで点灯するようになっています。運転、停止の押しボタンスイッチとして使用されることが多いです。運転しているときに運転の押しボタンスイッチが光っていれば状態が分かりやすいです。

1-3.切替スイッチ

セレクタスイッチと呼ぶこともあります。「手動/自動」「操作場所選択」などの選択する際のスイッチとして使用します。切替スイッチには照光式もあり、どちらか一方を選択中に点灯するようになっています。

1-4.トグルスイッチ

制御盤内にスイッチを設置する際にはトグルスイッチを設置することが多いです。普段はあまり触る必要がないけど、ときどき設定等を変えたい、ある機器を停止させる等の用途で使用することが多いです。

 

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2.選定時の注意

注意

 

なんのことはなさそうなスイッチですので、選定の注意点なんてあるの?なんて思う方も多いかもしれませんが、しっかりと選定しないとあとあと困ったことになります。

スイッチ類は使用頻度が多くなる傾向ですので、しっかりと選定したいところです。スイッチ選定時の注意点を挙げたいと思います。

2-1.接点(点数、a、b)に注意

接点数に注意しましょう。必要な接点数があるスイッチなのか、よく確認しましょう。トグルスイッチなどは1接点、2接点共にあります。

また、a接点、b接点にも注意が必要です。押しボタンスイッチであれば、押したときに接点が開なのか、閉なのかで接点の指定が変わります。用途に応じて正しい接点構成で部品を選定しましょう。

2-2.ガード選定に注意

押しボタンスイッチにはガードがついているものがあります。ガードとは、押しボタンスイッチの周囲にある同じ高さの構造のものです。

間違って盤の扉に体があたってしまった時に、停止してはいけない機器の停止押しボタンスイッチをポチッと体で押されないように、ボタンの周りにボタンと同じ高さの囲みがあって、指で押さないとボタンが押せないようにガードすることが目的です。

ガードですが、押しボタンスイッチも『突型』と呼ばれる少し飛び出ているものに使用します。突型押しボタンスイッチには『ガードなし』『半ガード』『フルガード(全ガード』があります。価格もガードなしが一番安価で、フルガードが一番高価な設定になっています。

依頼者が『とにかく安く』という場合は『ガードなし』でも良いかもしれませんが、そうでない場合には『フルガード』で選定することをおすすめします。間違って押さないようにする機構があるのですから、選ばない手はないです。

特に人が多く通る場所に設置する制御盤などの場合はガードは必須となりますので、注意しておきましょう。

 

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3.さいごに

晴れ

 

私が選定する場合はIDEC製のΦ30シリーズが多いです。用途や条件によって選ぶものは様々ですので、選定例はあまり参考にならないと考えて、あえて記載しませんでした。

スイッチを扱っているメーカーはOMRONや富士電機などがあります。トグルスイッチはNKKスイッチズ(昔は日本開閉器工業)での選定が多いです。扱っているメーカーをおさえておけば、選ぶ際にも困ることはないと思います。

押しボタンスイッチなど、簡単に選べそうに思えますが、簡単に選べると思えるからこそ、注意点はおさえておきましょう。簡単だからこそ、ミスすると得意先や上司からの信用を失くす恐れがあります。

注意点に気を付けてしっかりと選定しましょう。

 

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