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みなさんは仕事に取り掛かる際、どのように作戦を立てて取り掛かってますか?並列に様々な業務に取り掛かったりすることはありませんか?
実は、マルチタスクは弊害が多いことが研究結果で出ています。シングルタスクで選択と集中、効率が上がって定時ダッシュ率も上昇させましょう!
マルチタスクの弊害を理解し、生産性を高めるにはシングルタスクがよいという話をご紹介します。
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1.マルチタスクは効率が悪い
マルチタスクとは、並列に複数の作業を行うことです。プログラムの世界などでは並列してプログラムで処理を行うことを指してよく使われたりしています。
実は、仕事において マルチタスク=並列作業 を行うと効率が悪いという研究結果が出ています。
どういうことかと言うと、人は一度注意がそれてしまうと、集中力を再び取り戻すために23分もの時間がかかってしまうとカリフォルニア大学で研究結果が発表されています。
一つの作業を実行して、途中で並列して他の作業を実施すると23分間は集中力がないまま作業をすることになります。
集中力がないまま作業をすれば、当然ながらミスも増えて効率も悪くなることは言うまでもありません。
2.最大で40%もの効率悪化してしまうマルチタスク
マルチタスクで作業を進めると、40%も効率が悪化してしまいます。数字だけ見ると恐ろしいですね。40%ってことは、約半分の効率ということですね。
私の実体験では、忙しくて全て並列作業しないと間に合わないと思って作業をした時は、いつもよりも時間もかかり、ミスも多かったことがあります。この数字を見ると、このような結果だったのは納得です。
マルチタスクは『百害あって一利なし』ってことですね。
では、どうするのが一番いいのでしょうか。
3.シングルタスクで集中力を発揮
もうお分かりですね。そう、シングルタスクが集中力を発揮できるんです。シングルタスクだと脳が最も高い集中力を発揮できます。
みなさんも経験ありませんか?周りの音や声が気になるときって集中できていませんよね?こんな状態で勉強しても頭に全然入っていかない経験、ないですか?
この状態は、まさに脳が『マルチタスク』で勉強と周りの音の処理をしている状態です。並列処理しているのですから、効率が悪くなって勉強が頭に入っていかないのも納得です。これでは集中どころではないですね。
ですので、多くの方々は図書館などの静かなところで勉強しています。環境を集中しやすい状態にすることで脳を『シングルタスク』の状態にしています。一つの処理に集中していますから、効率もよいですね。
このように、脳はシングルタスクで最も高い集中力を発揮できます。
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4.仕事ではどのようにすればよいか?
実際にはいくつも仕事を抱えてるから、一つに集中なんで無理!そう思っている方も多くいらっしゃると思います。仕事も『図書館の勉強』と同じように環境を整えてあげましょう。
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例)
一つの仕事の区切りを決めて、取り掛かる準備を済ませましょう。準備出来たら、今度は終わるまではとことんやりましょう。とことんやったら、少し休憩を入れて脳を休ませましょう。休憩時間は15分程度がよいです。
少し休んだら、今度は次の業務の区切りを決めて、準備しましょう。準備が終わったところで、前の業務を終えてから23分以上は経過していると思います。準備出来たら、終わるまでとことんやります。終わったら休憩しましょう。
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この業務サイクルはいかがでしょうか?この繰り返しが最も効率よく業務をシングルタスクで処理できるサイクルです。
一つの業務に集中し、終わったら休憩。次に集中できるのは前の業務を終えて23分以上経過してからです。休憩を脳のリフレッシュに使って、準備することで23分を有効活用。そしてまた、次の業務に集中する。
このように、自分の脳がシングルタスクで効率よく出来る『環境』にはめていくことが大事です。
5.さいごに
どうしても多忙な時にはマルチタスクでやらざるを得ないこともあると思います。ですが、普段から『シングルタスク』を意識して業務に取り掛かることが大事です。いつの間にか、効率よく処理できるようになり、仕事に追われなくなるかもしれません。
シングルタスクで集中力と効率アップ、定時退社を目指しましょう!