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一日の決定回数は決まっている?時短、ストレス軽減のためにも判断を減らそう!

一日の決定回数は決まっている?時短、ストレス軽減のためにも判断を減らそう!

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このページでは、一日の中で決定回数が多くなったときの自分への影響、決定回数を減らすことでどのような恩恵があるかを紹介しています。

みなさんは生活する上で、毎日どれだけ考え、選択し、決定しているかご存知ですか?
決定することも回数が重なると、決定疲れ=ストレスになります。

考えて選択して決定することを減らすと、脳の疲労が減少します。
すると、ストレス軽減できることで毎日の生活に活気が出てきます。

自分に活気が出てくれば、周りに人が集まってきてお互いに助け合える環境が作れますし、毎日の生活が楽しくなってきます。

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1.人は一日にどれだけ決定しているのか

人は一日にどれだけ決定しているのか

 

追記:2019/6/29

以下の記事で、人の1日の決定回数は「9000回~」ではなく「35,000回~」というご指摘をいただきました。

 

参考 1日の決断回数は9,000回じゃない〜研究では1日あたり35,000回〜ブログでひぐぅち

 

本記事の伝えたい趣旨は人の1日の決定回数ではなく、決断回数が多く疲れている現実と、決断疲れの回避策を伝えることです。
しかし、誤った情報を発信することは本意ではないことから、ご指摘に真摯に向き合い、訂正および一次情報先を掲載します。

 

参考 35,000 Decisions: The Great Choices of Strategic LeadersRoberts Wesleyan College

 

人の1日の決定回数は、正しくは『35,000回~』となります。
誤情報発信についてお詫び申し上げます。

選択して決定することを1日何回しているか

あなたは毎日、どれだけの選択をして決定しているかご存知ですか?
実は、人は毎日『35,000回』以上の意思決定をしています。

え?そんなに?と思ってしまうかもしれませんが、普段の生活のなかで選択して決定することは起きた瞬間から様々なところでしているのです。

私の場合を例に挙げると、朝は起きたらまずはトイレに行き、終わったら顔を洗って服を着替えます。
トイレに行くことを決定し、終わったら顔を洗うことを決定し、その後に服を着替えることを決定しています。

さらには、どの服を着ようかある服(選択肢)のなかから選んで決定しています。
朝の出かける準備までの少しの時間でもこんなに決定することがあります。

 

生活や仕事の中でいくつもの決定をしている

生活するだけでもいくつもの選択肢の中から自分がしたい欲求通りにするのか、いやいや、先に違う行動をした方が良いのでは?
などと考えて決断しているのです。

一つ一つの行動を自分で決定しているということは、生活するだけでかなりの回数の決断を迫られます。
そして、その時ある選択肢の範囲から選んで決定することになります。

さらには、仕事をしている最中にはいろんなことを考え、選び、決定しているのです。

『35,000回』という数字はそこまでかけ離れたものでもないことはお分かりになるかと思います。
日常生活にはかなりの数の選択肢があり、決定する機会があふれているということです。

 

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2.決定回数には上限がある?

決定回数には上限がある?

 

決定回数に上限があるの?

毎日どれだけ決定しているかは分かりました。
しかし、判断する場面がある度に決定していけば済む話ではないようです。

実は、人には決定できる回数に上限があることが脳科学研究で分かっています。
『何回』と示せるまでには至っていないようですし、個人差もかなりありそうな研究結果が出てきています。

回数上限がいくつかはさておき、『上限に到達したら決定できなくなってしまうのか』というとそうではありません。
上限回数を超えるとどうなるかというと、人は『欲望』に支配されて様々なことを決定していきます。

『暴飲暴食』や『怒り』『衝動買い』などがその例です。
みなさんも一度は経験していると思います。

決定回数が上限を超えると、自分の中のあらゆる『欲望』に支配され、『冷静な判断』が出来なくなってしまうのです。

 

ストレスは『冷静さ』を奪う

では、みなさんが経験した『欲望』を満たす行動をした場面はどのような場面であったか覚えていますか?
疲れていたり、ストレスフルな状態だったりしていませんか?

体力的な部分ではなく、脳が疲れてくると『欲望』に支配されて怒りやすくなったり、『ヤケ』な行動を起こしてしまうことにつながってきます。

みなさんが持っている『感情』も脳内のある部分で処理しています。
決定回数が多くなったりすることでストレスが溜まり、ストレス発散のために『ヤケ』な行動に至ってしまうわけです。

決定回数が多くなり、上限を超えてしまうことはストレスとなり、正常で冷静な判断をさせない状態となってしまいます。
あとで後悔するような行動に至らないようにするためには、ストレスの一部である決定回数が増えないように工夫が必要になってきます。

 

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3.決定回数を減らすためには?

決定回数を減らすためには?

 

決定回数が上限を超えると正常な判断が出来なくなってしまうことはここまでで分かりました。
しかし、どうやって判断回数を減らしていけばよいのでしょうか?

マニュアルは決定回数を減らすには有効

日本では仕事上でのマニュアル的な存在は生産ライン等においてはよく聞きます。
その他の分野においては大企業を除く中小企業ではあまり見かけることもなく、話も聞きません。

実はマニュアルという考え方は、決定回数を減らす上ではとても有効な手段です。

『aのときはAをする』『bのときはBをする』とマニュアルには記載されています。
そのパターンに当てはめて行動することで、その作業が進んだり、トラブルが解決できるようになっています。

当てはまらないパターンが出てきたときには、みなさんで相談して解決策を決定して、新たにマニュアルに追記して新しいマニュアルが完成します。

マニュアルの完成度を上げていくことで、数値化できるような部分においてのほとんどは決定することをマニュアルに任せることが出来るため、自分で決定する回数を減らすことが出来ます。

マニュアル化、手順化をすることは作業性以外の面において、ストレス軽減に役に立つことが出来るのです。
昨今の『働き方改革』にも作業時間の軽減やストレス軽減がうたわれていますが、まさにマニュアル化は非常に有効な手段となります。

 

生活の中でも工夫次第で決定回数は減らせる

判断回数を減らす上での実話として、Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏の話を挙げましょう。

彼は、プレゼンテーションの時にはいつも同じ服を着ていました。
同じ服といっても、洗濯せずに同じ服を着ていたわけではなく、同じ服をいくつも用意していたのです。

このようにして彼は決定回数を減らす工夫をしていたと言われています。

この『同じ服』を日本に当てはめてみると、中学生や高校生の時に『制服』がありましたよね?
日本の公立中学校、高校ではほとんど『制服』が指定されています。

学生時代は毎日『同じ服』を着ることが学校規則によって『決定』されていたので、みなさんは朝から服選びをする必要がなかったわけです。

規則で決定されている部分は選択して決定する必要がなくなり、学校生活に集中することが出来ます。
決められていることは選ぶ自由がないという意味では『面白くない』かもしれませんが、反面『決定』する必要がなくなることでストレス軽減、時間短縮に役に立っています。

自分の範囲内で”ある程度”は事前に『決定』しておくことで、日々の決定回数を減らして自分だけの『生き方改革』をしてみるのも良いですね。

自分の行動をマニュアル化、手順化するには『行動を手順化する方法について』でも詳しく紹介していますのでご覧ください。

行動を手順化する方法について

 

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4.さいごに

さいごに

 

毎日の生活の中で、私も含めたみなさんは日常的に選んで決定するという行動をしていることが分かったと思います。

分かったところで何もしなければ何も変わりません。
仕事の手順化のハードルが高ければ、まずは自分の範囲の中で手順化をして、毎日の決定回数を減らして時間短縮、ストレス軽減を図ることをおすすめします。

みなさんの知識の役に立てば幸いです。