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こだわりを減らして残業も減らす。そのこだわりで仕事が増えてませんか?

こだわりを減らして残業も減らす。そのこだわりで仕事が増えてませんか?

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今回は ”こだわり” を減らすことで仕事量、残業を減らす考え方、方法を紹介します。

みなさんは仕事に対しての ”こだわり” ってありますか?

品質にも関わってくる ”こだわり” ですが、あり過ぎると困ったものとなってしまいます。仕事の上で自分がこだわり派ではないかを知っておくことで、傾向と対策ができます。こだわり過ぎないためにどうすればいいのかを知ることで、あなたの仕事量、残業が減る可能性が高くなり、定時で帰れる確率も高くなります。

具体的な考え方、方法を把握して、自分の仕事に活かしましょう。

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1.自分が”こだわり派”か確認してみよう

自分が”こだわり派”か確認してみよう

 

自分のことを客観視できる人は意外と少ないです。人から「こだわってるね」などと言われたことがある人は、何となく「そうかも」と思っている人もいるかもしれません。ですが、ほとんどの人は言われることもなく、自分では分からないのではないでしょうか。

客観的に判断するために、以下の質問について当てはまるか考えてみてください。

・自分がやる仕事は質を高めるために、時間はかけられるだけかけるほうだ
・資料を作るときは、色使いや表現などについて細かい部分までこだわるほうだ

この2つのいずれかに当てはまる人は要注意。該当する方は”こだわり派”の可能性が高いです。
そんな ”こだわり派” のみなさんに、いくつかの方法を紹介します。

 

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2.相手の目線に立って考えることが大事

相手の目線に立って考えることが大事

 

”こだわり” を持つことは品質向上には大事ですが、仕事は相手の要求に見合ったサービスやものを提供する必要があります。あなたの ”こだわり” は、相手に見合ったものになっているか、振り返ってみてください。

仕事というのは『相手にサービス・技術・製品・労力を提供して、その対価をいただく』ことで成立しています。しかし、品質がよければいいのかというと、そうでもありません。

例えば『とりあえず動けばいい安い車』がほしい人に高級外車を勧めても関心を持たないですし、むしろ迷惑かもしれません。ですが、安いけどそこそこ品質の良い中古車を勧めたら、相手には喜んでもらえるかもしれません。

相手のニーズ(必要性)に合わせてサービスや技術、製品を提供し、対価としてお金をいただくのが仕事です。過剰に低い品質もダメですが、過剰に高い品質でも相手が引いてしまいます。相手の役に立つ、喜んでもらえる仕事というのは、相手のニーズに合わせたサービスや技術、製品を提供することです。相手の目線に合わせて、少し手を抜くときも必要であることを忘れないようにしましょう。

 

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3.自分のプライドを守るためのこだわりはいらない

自分のプライドを守るためのこだわりはいらない

 

日本は職人文化の色が強いことで世界的にも有名です。職人は、自分の持っている能力を最大限に発揮して、今できる最高の品質を追求します。最高の品質を追求するには、とても時間がかかることも珍しくありません。自分の ”プライド” をかけて品質を追求している職人もいることでしょう。

品質を高めるには、新しいアイデアや斬新なデザインなど、様々な要素がありますが、追求すればするほど時間も比例してかかってしまいます。仕事は『時間をかけて品質を追求する仕事』もあれば、『やならくてもいい仕事』も、そして『早く結果を出す仕事』ではスピードを求められるものなど、いろいろな種類の仕事があります。

みなさんの仕事は、全てに時間をかけてもよい仕事ばかりではなく、限られた時間の中で品質を高めていく必要があります。みなさんが時間をかけて追及している品質は、相手のニーズに合っていますか?自分の ”こだわり” や ”プライド” のために品質を高めるような仕事をしていることはありませんか?

2項でも書いた通り、仕事は相手のニーズに合ったサービス、技術、製品を提供することが最適な品質です。自分の ”こだわり” や ”プライド” のための品質は、相手のニーズではありません。スピードを求められているのに品質ばかり追求していては、周りに迷惑をかけてしまいます。仕事に求められているものを見極めて、過度な ”こだわり” を持ち込まないように気を付けましょう。

仕事においては『この仕事を成功させて相手に喜んでもらう』ことに ”プライド” をかけられるといいですね。

 

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4.こだわり過ぎないためにはどうすればよいか?

こだわり過ぎないためにはどうすればよいか?

 

仕事においての過度な ”こだわり” や相手のニーズに合わせるといった考え方について説明しましたが、どのような部分に気を付けて、どうすればいいのでしょうか?
具体的な行動や気を付けるべき点について説明します。

 

4-1.その仕事にかける時間はどこまでOK?上司や先輩に確認しよう

品質を高めようとする意識や志そのものは尊敬すべき部分はあります。ですが、仕事は相手や身内の仕事仲間が絡んでいますので、自分の思い通りにすべてをやれるわけではありません。あなたの『その仕事』に『かける時間』の判断は正しいでしょうか?

仕事において、あなたよりも先輩や上司の方が経験値が多いので『その仕事』に『かける時間』のイメージを明確に持っています。『その仕事』に対しての最適な品質水準を確認した上で、限られた時間内(予算内)に終わらせるためにはどうすればよいのか考えましょう。時間も品質の一部ということは忘れないように気を付けましょう。

 

4-2.仕事の目的と相手の目的は合ってる?内容をすり合わせよう

仕事を誰かに頼まれた時に『どのような用途で使うのか』『品質の水準はどの程度なのか』を必ず確認するようにしましょう。相手が求める最適な品質がニーズですので、期待以上、目的以外の作業ははっきり言ってしまえば ”ムダ” です。

例えば、グループ内資料で見た目にこだわる必要はあまりないですよね?議題や伝えたい内容を箇条書きに示すだけで十分なことが多いです。客先に提出する書類であれば、見やすい構成と色使い、読みやすい文章で作成するための作業は必要になります。目的、品質をすり合わせていくことを意識しましょう。

 

4-3.仕事の完成型を見て、仕事術を真似てみる

成果を出している人は、自分に合った目的を達成できる方法で仕事を進めています。成果を出している人の方法があなたに合っているかはわかりませんが、その人の方法を真似ていれば、自ずと成果は出せるはずです。成果が出る方法を学ぶには、あれこれと指導を受けるよりも、真似て経験値として吸収することが最短距離で成果を出せる方法です。

対象となる人の方法を真似ると、意外と細部までこだわっていなかったり、以前使った資料を使いまわしたりなど、時短のテクニックを使っていることに気付けるはずです。かといって、重要な部分は細かい部分まで気を使っていたりしていることも。ずっと100m走の速さでマラソンを全力疾走することは出来ないことを、先輩や上司は知っています。

真似ることで力加減と時短テクニックを盗みましょう。

 

4-4.全てをゼロから作る必要はないので、積極的に流用しよう

完成度を上げるため、よいものを作るために、すべてをゼロから作る必要はありません。今まで作った資料というのは、その品質で問題ないと判断されたものです。そのような資料などを使いまわすことで、時短できます。全てを最高品質にする必要性はないのです。

仕事においては、見栄えは二の次でよいものもあります。あなたの周りには、今まで提出した資料など、使えるものがいっぱいあるはずです。そこから参考にするもの、反面教師にするものなど、学べるものがたくさんあるはずです。遠慮せず使いまわしていきましょう。

 

4-5.8割出来たら依頼主にどの程度まで必要か確認しよう

仕事の完成度が自分で判断できないときには、8割程度の仕上がりのときに依頼者へ確認しましょう。方向性が間違っていないか、足りないものが何かなどを聞いてみましょう。依頼者も自分の思っているものかそれ以上の結果がほしいのですから、何か回答があるはずです。聞いた時点で依頼者が満足していれば、そこで仕事を終わっても大丈夫です。

 

5.さいごに

さいごに

 

”こだわり” は、品質向上には必要な要素です。しかし、過度な ”こだわり” は、周りに迷惑をかけ、誰もがよい気分となれない結果となってしまいます。こだわってよい仕事なのか、どこまでやればよいのかを相手に確認しながら、相手のニーズに応えていけるように意識することが重要です。

『時間も品質の一部』ということも忘れずに意識しながら仕事を進めましょう。

 

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