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今回は、現地で行う調整作業での注意点について紹介します。
現地調整では実際に機器が動いたりするので、気を付けないと自分も他人も危険に晒してしまう可能性があります。また、どんな仕事も期限がありますが、期限を守るために早く終わらせようとルールを無視して作業すると、危険な目にあってしまう可能性があります。
このページに書いてある注意点を理解して、仕事の最後の締めくくりは『有終の美』でビシッと終わらせましょう。客先からの信頼も増し、次の仕事も任せてもらえます。
現地調整作業における注意点をまとめてみましたので『現地調整の基本手順』と合わせて確認してください。
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1.作業内容の確認
まずはその日1日の作業内容を確認しましょう。自分ひとりでの作業でも、1日の作業内容を事前に確認することで作業効率、特に作業の間がスムーズになります。一つ一つの作業は早くても、作業と作業の間に無駄な時間が発生しやすいです。頭ではわかっているつもりでも、やってみると『そこそこ』の効果があります。
作業の早さや正確さは、『そこそこ』の時短効果の積み重ねです。無駄だと思わず、事前確認を習慣づけていきましょう。
複数人での作業においては、作業者全員での作業内容の共有は必須です。全員がどの作業をしているかを共有していることで、自分の作業が終わったら他の人のフォローに回れたりするのです。全員が無駄なく動けるように作業内容は作業の前に確認して共有しましょう。
2.連絡、合図、声かけの徹底
作業にとりかかる前に、客先や周囲の人へ連絡や声かけすることを忘れないようにしましょう。一言、連絡や声かけをしておけば起きない事故もあります。現場で作業している人全員が安全に作業するためにも連絡、声かけは必ずしましょう。
また、複数人で作業をするときには、合図を出して作業を進めましょう。自分が思っていることは相手にはわかりません。『自分の普通』は『相手の普通』と違いますから、合わせるためにも合図を出して安全に効率よく作業を進めましょう。
3.作業前の確認
作業を開始する前に、実際に機器の配線をいじったり操作をする前に、作業前の状態確認をしましょう。実際には図面と同じ状態となっているのか、よく確認する必要があります。事前状態が違っているのであれば、なぜ違っているのかを確認しましょう。
知らないで作業を進めることで感電したり、ケガをしたりする可能性があるからです。少し時間がかかっても作業前は必ず状態確認することを習慣としましょう。
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4.安全を最優先させる
どんな作業においても、安全は最優先事項として考えましょう。
電気制御に関わらず、世界の仕事のほとんどは人々が便利に生活するためにやっていることだらけです。自分たちの生活を豊かに、そして便利な世の中に変えていくための仕事なのに、自分がケガをしていたのではどうでしょうか。『自分たち』の中には『自分』も含まれています。
どうか自分の身の安全を優先に考えてください。
さらに他人の安全も優先に考えてください。
安全は、作業の上では最優先事項です。どんなに早く終わるといっても、安全でない作業はしてはなりません。それは、自分が生きるために、世の中が便利になるためにする仕事だからです。
作業が変更になったりした時には、安全を最優先とした作業であるか確認して作業をしていきましょう。
5.さいごに
現地作業というのは過酷な場所もあり、疲れる作業であったりと大変なことが多いです。どうしても早く終わらせたい心理になってしまいがちで、安全がおろそかになってしまったり、ちょっとした連絡や合図、声かけを忘れたりということが発生しやすくなります。
だからこそ、事前に確認したり、安全を最優先にするという普段からの意識がとても大切になります。
私と同じく現場で働く人たちがけがなく安全に作業が進むことを祈ります。仕事を順調に終わらせて笑顔で帰宅できるように、安全に努めましょう。
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